全国でも有数の花火大会「長野えびす講煙火大会」は、約10,000発もの花火が打ち上がる規模の大きさから、例年40万人もの見物客が訪れる大人気のイベントです。
2023年で117回目を数えるこの大会は、全国の花火師による華麗な競演が見られるとともに、花火マニアや評論家の間でも「花火好きなら一度は見るべき大会」と推薦されています。
今回は、長野えびす講煙火大会の詳細や見どころ、子連れにおすすめのポイントなどをご紹介しますよ。併せて長野市の周辺情報もご紹介しますので、観光の際の参考にお役立てくださいね。
Contents
長野えびす講煙火大会とは?
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全国でも指折りの規模を誇る「長野えびす講煙火大会」。その歴史は古く、長野市内にある西宮神社の御祭礼(えびす講)に合わせて、明治32年(1899年)に花火の打ち上げを始めたのが起源とされています。その後、戦争などで一時中断や規模を縮小しての開催はありましたが、2023年には117回目を迎える、歴史ある花火大会です。
例年、地元長野市民はもちろん、全国各地から40万人以上が花火を見に来場されますが、2023年も多くの来場者が予想されます。見物の際は、余裕を持ったスケジュールでご来場くださいね。
なお、会場周辺には駐車場がありませんので、駅から発車しているシャトルバスの利用がおすすめですよ。
【第117回長野えびす講煙火大会の詳細】
開催日時:2023/11/23(木・祝) 18:00~19:30 ※フードパークは13:00~
会場:長野大橋西側 犀川第2緑地・第1緑地
アクセス:JR「長野駅」東口よりシャトルバス
問い合わせ:長野商工会議所 026-227-2428
詳細はこちら
長野えびす講煙火大会の見どころは?
長野えびす講煙火大会の見どころはズバリ!ダイナミックな尺玉から新作の花火まで、夜空に約10,000発もの花火が打ち上がる大迫力の光景です。
毎年、全国から花火師が集まり、技を競って自慢の花火を打ち上げます。
その中でも音楽と花火を組み合わせた「ミュージックスターマイン」は、毎年人気の演目で、音楽に合わせ次々上がる色とりどりの花火に大人も子どもも大興奮間違いなしですよ。
また、例年この大会では、ドローンを使用した撮影やドローンによるショーも行われていますので、伝統の花火×最新技術のドローンの共演にも注目です。
長野えびす講煙火大会の観覧場所は?
大迫力の花火が見られる長野えびす講煙火大会の会場は、長野大橋西側や犀川第2緑地・第1緑地となります。
観覧場所は、犀川の河川敷や堤防斜面に設けられ、打ち上げ場所正面に有料の観覧席が4エリアと、その両サイドに無料の観覧エリアに分けられています。有料の観覧席からは視界を遮るものが無いため、大迫力の花火をじっくりご覧いただけますよ。
なお、有料の観覧席は、すでに完売したエリアがあるものの、現在も予約が可能です。
(有料観覧席一例)
・有料観覧エリア1 (堤防斜面) 1枚 18,000円 (限定1,500席)
・有料観覧エリア2(堤防斜面) 1枚 6,000円
・有料観覧エリア4 指定席(河川敷内パイプ椅子) 1枚 9,000円 (550席) など
有料観覧席のより詳しい情報や購入方法は、こちらをご参照くださいね。
※なお、開催日が近づくにつれ、席が完売になる場合もありますので、有料の観覧席を希望される方はお早めの購入がおすすめですよ。
席は、0歳からの1名分の席料が必要となりますのでご注意ください。
なお、当日の有料観覧エリアの開場時間は14:00〜で、13:30より整列が可能ですので、時間にゆとりをもって予定を立てると良いでしょう。
会場以外に花火が見える穴場スポットはある?
例年多くの見物客でにぎわう、長野えびす講煙火大会。できるだけ見晴らしの良いところで花火を見物したいですよね。
指定の観覧場所以外にも穴場とされているスポットはいくつかあります。
長野えびす講煙火大会が見られる穴場スポット(一例)
・長野大橋
・丹波島橋
・有料観覧席後方の土手
・犀川緑地
・堤防道路 など
しかしながら、角度によっては花火がよく見えなかったり、打ち上げ会場から遠いなどのデメリットがありますので、大迫力の花火を間近で見たいという方にはあまりお勧めできません。
また、小さな子ども連れの場合、アクセスが悪かったり、場所によっては混雑で迷子になる可能性もありますので、どうしても穴場スポットから花火を観覧したい場合は、子どもにとって無理のない条件や場所からの観覧がおすすめです。
長野えびす講煙火大会の子連れにおすすめのポイントは?
ここでは、長野えびす講煙火大会に子連れで行く場合のおすすめのポイントをご紹介します。
■花火の打ち上げ時間が早い
花火の打ち上げ時間は、18:00~約1時間半ほど。子どもたちも眠くならずに花火をご覧いただけるのは、大きなポイントですよね。
■有料観覧席を確保しておけば、安全に花火を観覧できる
前述の通り、長野えびす講煙火大会では、有料観覧席も設けており、事前にチケットを購入すれば、快適に花火を観覧することが可能です。
特に、子ども連れの場合は、混雑で疲れてしまったり、迷子になる危険性もあります。安全面を優先するなら、有料の観覧席をとっておくと良いでしょう。
■充実したフードパーク!
例年、長野えびす講煙火大会では、会場から近い場所にフードパークを開設して、花火を楽しみつつ、おいしいグルメに舌鼓を打つことができます。
2023年のフードパークに出店する店舗やメニューなどの詳細はまだ発表されていませんが、2022年の前大会では、70店ものお店が出店したそう!2023年も期待大ですね。
なお、このフードパークは13:00~オープンしていますので、ここでしっかりランチやおやつを食べてから花火大会に行くのがおすすめですよ。
長野えびす講煙火大会を見物する際の注意点は?
長野えびす講煙火大会を気持ち良く見物する際に注意したい点がいくつかあります。
■会場周辺には駐車場がない
冒頭でもお伝えしたとおり、会場周辺には駐車場がありません。遠方から車でご来場の場合は、長野駅周辺や市街地の駐車場を利用し、駅からシャトルバスに乗って会場に向かうのがおすすめです。
■夜はかなり冷え込むことも
長野市の11月の例年の気温は、最高が10℃、最低が1℃ほど。また、雪が舞うこともあるので、温かい服装や、使い捨てカイロの使用など、しっかりとした防寒対策がおすすめです。
また、天候によっては足元がぬかるむ場合がありますので、足元の装備もお忘れなく!
■トイレは事前に済ませておこう!
長野えびす講煙火大会に限らず、人出の多い場所では必ず起こるトイレ問題。
花火大会の会場内には、各所にトイレが設置されていますが、利用するまでに並ぶこともしばしば。そのため、前もって済ませたり、こまめにトイレに行くなどの対策をしておくと良いでしょう。特に子連れ連れの方には前もっての利用がおすすめです。
長野市を訪れたらココも外せない!周辺情報
ここでは、長野市を訪れたら、ぜひ訪れたい周辺情報を併せてご紹介します。
長野市には、「北信濃3大パワースポット」と呼ばれるスポットが観光客を中心に大人気!長野えびす講煙火大会の見物のついでに立ち寄ってみてはいかがですか?
■善光寺
約1400年前に建てられた善光寺は、東日本では最大級の木造建築の寺院です。源頼朝や徳川家康など時の権力者たちにも熱い信仰を集めたこのお寺は、日本最古の仏像「一光三尊阿弥陀如来」を祀っており、一度は訪れてみたい定番の観光スポットでもあります。
なお、境内の入り口から山門まで続く表参道では、お土産や食事スポットが充実していますので、善光寺を参拝後に休憩や食事、ショッピングなどが楽しめますよ。
基本情報
住所:長野県長野市大字長野元善町491-イ
TEL:026-234-3591(代)
アクセス:
【車】上信越自動車道「長野I」より約40分 他
【バス】JR「長野駅」善光寺口バスロータリー「1番のりば(善光寺方面行き)」路線バス→善光寺大門のバス停下車徒歩5分
駐車場:あり
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■戸隠神社
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戸隠山の麓にある戸隠神社は、「天岩戸開き神話」縁の神々を祀った、火之御子社・宝光社・中社・九頭龍社・奥社の五社から成る神社で、その歴史はなんと2000年にもなるそう!
緑に包まれた境内は、清らかな空気が流れ、参拝者たちを優しく包み込みます。樹齢700年のご神木や樹齢800年超の三本杉など、たくさんの見どころがある中でも、随神門から200本以上のスギの巨樹が約500mにわたって続く「奥社参道の杉並木」は、圧巻の光景で、歩くだけで穏やかな心持ちになりますよ。
基本情報
住所:長野県長野市戸隠3690
戸隠神社社務所TEL:026-254-2001
アクセス
【車】上信越自動車道「信濃町IC」より約30分 他
【バス】JR「長野駅」より路線バス「ループ橋経由戸隠高原行き」乗車約1時間
駐車場:あり
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■飯縄神社里宮(皇足穂命神社)
全国に2500社もある飯縄神社の惣社である「飯縄神社里宮(皇足穂命神社)」の歴史はとても古く、西暦270年ごろに天神大戸道尊を祀ったことが起源となっています。
里宮から約8キロほど離れた飯縄山の南山頂には奥社があり、山頂からは、富士山をはじめ戸隠連峰から日本アルプスまで山々が360度ぐるりとご覧いただけます。
お時間がある方は、飯縄山山頂の奥社まで足を延ばすのもおすすめです。
基本情報
住所:長野県長野市富田380
宮司自宅TEL:026-254-2007
アクセス
【車】JR「長野駅」より約20分
駐車場:あり
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まとめ
出典:photoAC
今回は、長野えびす講煙火大会の詳細や見どころ、子連れにおすすめのポイントから周辺情報までご紹介しました。
全国有数の花火大会だけあって、毎年多くの見物客が訪れます。混雑も予想されますので、余裕を持ったスケジュールでお楽しみくださいね。
また、長野を訪れたらぜひ立ち寄りたい人気パワースポットも併せてご紹介しましたので、お時間があるときに立ち寄ってみてくださいね。